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日立・松下・ソニー・東芝・NEC・富士通・三菱電機・シャープ・三洋電機・パイオニアという日本を代表する10社の経常利益を全部足すとようやくサムソンの経常利益と同じくらいになると言ったら、みなさんびっくりするでしょうか。(詳しくはこのページ中段の図表参照

Business WeekによるGlobal Brand Scoreboad(リンクはPDF)でも、ついにサムソンがソニーを抜くという象徴的な出来事がありましたが、ここに来てサムソンはもはやブームではなく名実ともに世界レベルの強いブランドに成長したと言えるようです。
韓国人クラスメートJによるとサムソンの強さはDigital Convergenceというキーワードで説明できるということです。半導体から消費者家電までサムソンには5つの事業(Business Arms)があり、それぞれがDigital化というキーワードで収斂していって強みを発揮しているのだという説明です。彼によるとソニーはアナログ時代の覇者、サムソンはデジタル時代の勝ち組なのだそうです。

Digital Convergenceについてはこれが詳しい

確かにDigital Convergenceというのは重要なキーワードでマイクロソフトもインテルもフィリップスもノキアもみんなが意識している未来図なのですが、日本メーカーの停滞を説明するにはDigital Convergenceだけでは説明がつきません。なぜなら、日本メーカーだって「来るべき情報化家電時代」に向けて投資を継続してきたからです。

日本企業の何がだめだったのか、私はまだ十分に調べきってないので答えは出せませんが、乱暴な言い方をすると「ベンチがアホやから」ということになるような気がします。

売り上げで見ると日立8.8兆円、松下8.8兆円、ソニー7.1兆円に対して、サムソンは5.7兆円です。ところが売上高経常利益率2%台の日本企業に対して、サムソンは脅威の18.7%です。同じ業態なのにこんなに利益率が違うのは経営の無能を示していると言っても決して言い過ぎではないのではないでしょうか。

一般によくされる説明は、日本企業が国内の厳しい価格競争にさらされて四苦八苦している間隙を縫って、サムソンは海外事業をうまくやっているということです。その説明が正しいとすると、要するに、日本企業はマーケットのセグメンテーションがうまくできてなくて、儲からない市場に向けて貴重な経営資源を無駄に投資ししてしまっていると言えます。

例えば、欧州の携帯電話を例に取ってみましょう。日本はあれだけ携帯電話先進国と言われながら、欧州では日本メーカーのシェアは殆どありません。PDCとGSMという規格の違いがありそれが若干の参入障壁にはなっていますが、こんな大きくて成長率の高いマーケットに対して無策だったのはやはり経営的な失敗のような気がします。

この失敗の主な原因はマーケティング力の無さに起因するように思います。日本ではドコモなどのオペレーターが規格統一や電話機のマーケティングで指導的な役割を果たしますが、欧州ではノキアやシーメンスなどのメーカー主導で技術革新が行われて行きます。よってメーカーは独自のマーケティング戦略が必要になります。サムソンは見事に成功して、ノキア、モトローラとともに3強を形成していますが、日本メーカーはドコモに誘われて欧州i-mode対応機種を申し訳程度に出すに留まっており、全くシェア確保に結びついていません。シャープは例外でVodafoneと一緒に欧州進出していますが、これにしてもオペレーター主導という日本的マーケティングの発想が抜けきってないです。

マーケティングの他にも、流通効率、海外事業のオペレーション、人件費(特にホワイトカラーの人件費が無駄に高そうな気が・・・)など、経営の側で不味い手を打ってしまったのではないかと憶測できます。あくまでも憶測なのであまり議論を深めるとボロが出るのでやめておきますが、とにかくほんの5年か10年でサムソンに追い抜かれ、あっという間に大差をつけられてしまった原因は、「経営の稚拙さ」にあるような気がします。品質とか技術力は、日本企業だって負けてないはずなので。

#と、偉そうに書いていたら、買い物に行く時間になりました。真面目なことを書くと疲れますね。
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