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もし僕らのことばがウィスキーであったなら
村上 春樹
4101001510

旅行で一緒になった韓国人バックパッカーKimは、村上春樹のこの本を読んでふらっとIslayに来たそうです。日本人の私がiRiverのミュージックプレーヤーを首から提げて、韓国人のKimが村上春樹を読んでIslayに来るとはなんだか面白い気がしました。

iriver N12 2GB ブラック N12-2GB-BK
B000FZ55ZU

ウィスキーを飲みながらよくよくKimの話を聞いてみるともう少し話の続きがありました。Kimに本をプレゼントしたのは仲の良い女友達で、その本をプレゼントしてまもなく飛び降り自殺をしてこの世を去ったそうです。うつ病で心を病んでいたらしいですが、精神科医のKimの患者ではなかったようです。37歳独身の医者で煮え切らない性格のKimには「本当にただの女友達なのかい?」とは聞きにくかったし、話したければ自分から話すだろうと思ったので深くは聞きませんでした。そういうわけで思いついたようにIslayにふらっとやってきたKimは、用意周到に旅行の計画を練っていた我々にまるで当たり前のことのようにジョインしてきました。

さて、後編です。

portellenmalting.jpg
昔Port Ellen蒸留所だった建物は今もそのまま残っています。今は一部の設備を利用してMalt工場として稼動していて、Islayの他の蒸留所にMaltを供給しています。Islayではパブとかで普通にPort Ellenのシングルモルトが飲めます。でも一杯12ポンドとかするので今回は飲んでません。

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B&Bの隣は"Islay Hotel"というホテルの廃墟です。かつてこの島にもっと多くの蒸留所があった時代にはIslayには今の7倍に当たる2万1千人の人が住んでいたそうです。今ではすっかり過疎の村です。

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パブでIslay Aleを飲みました。ピート臭がするのかと期待してましたがそんなことはなく普通のAleでした。パブにはジュークボックスがあって、みんながボブマーリーとか80年代の変なハードロックとか(シングルモルトに合う音楽ではないという意味で)ちょっとイケてない曲を流していたので、心の中で「お前らそんなんじゃなくてポーグスかけろよ、ポーグス。ウィスキーといえばポーグスだろ」と思っていました。

The Best of the Pogues
The Pogues
B000025SGU

そしたら本当にポーグスがかかってびっくりしました。Islayの奇跡ですね。

pubardview23082006.jpg
というわけでご機嫌でパブを後にしました。パブは海に面していて店から出ると潮のにおいがしました。

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さて2日目(8月22日)の朝です。宿の朝食は本当に旨かったです。これはケッパーとかいう魚。日本語ではなんと言うのかさっぱりわかりませんが、とにかく美味しいのです。(※注:後で調べてみたらどうも「Kipper=にしん」っぽい)この日はBowmore蒸留所を見に行きました。B&Bで一緒だったカナダ人夫婦が車でBowmoreまで乗せて行ってくれました。彼らはウィスキーはそんなに好きじゃないみたいでしたが、こういう手付かずの自然が残った島に魅力を感じているようです。みんながいろいろな理由でこの島にやってきます。決してウィスキーだけの島ではありません。

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Bowmore蒸留所はBowmoreという島の中央にある一番大きな町(集落)にあります。サントリーが所有している関係で日本では一番有名なアイラウィスキーかもしれません。

bowmoremalt23082006.jpg
見学も4軒目になると正直少し飽きてくるかもしれません。これはモルトなんですが、他の蒸留所と同じように「食べて見てください」と言われるのですが、「もう知ってるからいい」と思って食べませんでした。

mash23082006.jpg
ピートを炊いた後は、Mashします。どろどろにすり潰すということらしいです。

washbag23082006.jpg
Mashした後は発酵です。この時点ではビールみたいなものだと思います。ビールにしては強烈なにおいがしますが。。

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発酵の次はいよいよ蒸留です。ここでPot Stillが活躍するわけです。アルコールの純度を高めるために蒸留は2回に分けて行われます。銅のPot Stillは不純物を取り除く効果があるらしいです。(たぶん)

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BowmoreではWarehouseを見せてもらいました。ウィスキーのいい香りがします。ドロボーがいないはずのIslayでもここだけは厳重に鍵が掛かっていました。

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試飲はBowmore12年でしたが、空のグラスを持ってプラプラしていたらお姉さんがもう一杯勧めてくれました。というわけでボルドーワインのカスクを使ったDuskを試して見ました。これはなかなか良かったです。

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Bowmore見学の後、お昼ご飯まで少しプラプラしました。元気なラブラドールを発見したのでいつものように早速写真を撮りました。

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Bowmoreの雑貨屋さんには見たこともないようなIslay Whiskyが並んでいました。Islay MistはJim Murrayの本で結構評価が高かったブレンドウィスキーです。比較的入手しやすそうなので今度試してみたいです。

Jim Murray's Whiskey Bible
Jim Murray
1844421260

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昼飯はHarbour Innという宿のバーでシーフードを食べました。
http://www.harbour-inn.com/
牡蠣にBowmoreをかけて食べました。これがやりたかったので満足です。

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昼飯の後再びBowmoreを散策して、Islayを後にしました。初めから分かっていたことですが、やはり2泊というのは短すぎました。今度は1ヶ月くらいかけてスコットランドを回ってIslayも最低1週間くらいは滞在したいなあと思います。ウィスキー以外のものも見たいと思います。バードウォッチングとか釣りとか。そうしたら1週間じゃ足りなくなるかな。やはりIslayに1ヶ月、その他スコットランドに1ヶ月で計2ヶ月は欲しいところです。うーん、いや、どう考えても無理っぽいなあ。また留学でもするか。うーん、いや、もう親父だしそうそう留学ばっかりもしてられんなあ。ということを考えながら飛行機に乗ってました。

いずれにしても私は必ずここに戻ってきます。それまでの間はIslayの雑貨屋で買った本を読んで気を紛らわすことにします。

Peat Smoke and Spirit
Andrew Jefford
0747245789
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