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週末に山本直樹の漫画なんぞ読んでしまったためか、それとも嫌なニュースが続いたためか、このところ気分が沈みがちでした。落ち込んだときは「魔女の宅急便」を見て元気をだすようにしているのですが、昨日改めて見たらキキのお店は経営学的に非常に良くできているということに気付きました。

Entrepreneurship
13歳で起業というのはすごいです。圧巻です。

Strategy
まずResource based viewの観点から、空を飛べるという特技を活かした事業ドメインの選択は秀逸です。さらに、通常の宅急便より高度なサービスを提供していることから、Generic strategyでいうところのUpward differentiation戦略を採っている思われます。しかも、もう少しでBlue Oceanと言える領域に達するかもしれません。13歳でポーターも真っ青な戦略眼、恐るべし。

Marketing
Co-brandingという非常に高度なBrand building戦略を採っています。IntelがIntel Insideキャンペーンでやったあれです。これは戦略的なポジショニングがものを言うのですが、おそのさんのパン屋に対して戦略上の有利なポジションを築き、それを利用してブランディングするとは、とても13歳とは思えません。

Long term sustainability + Love mark
孫にパイを届けようとしたお婆さんが、オーブンが動かないので仕方なくお金だけを渡そうとしたとき、薪のオーブンを使って一緒にパイを焼くことを提案しています。目先の利益ではなく継続的な利益の追求をしっかり考えた理想的な行動だと思います。これによって顧客満足度を上げてリピートの獲得に成功すれば、長期的に見れば、ただお金だけを貰うより儲かるわけです。更に、最後にこのお婆さんから少し多めのお代を貰うことに成功しました。Love mark戦略によって顧客のWillingness to payのレベルを上げることに成功したわけです。

Ethics
ただ、最後に苦言を挙げるとすれば、鳥篭と猫のぬいぐるみを届けた際に、ぬいぐるみを紛失したことを顧客に正直に開示しなかったことには疑問符がつきます。顧客との長期の関係を築くためには透明性の確保が重要です。これは今後の課題でしょうか。

いずれにしてもキキってすごい。


魔女の宅急便
高山みなみ 佐久間レイ 信沢三恵子
B00005J4ST
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