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前回のM&Aの授業でM&A会計をやりました。M&A会計といえばのれん代(営業権、連結調整勘定)です。2001年にFASB(Financial Accounting Standards Board)がアメリカで持分プーリング法を禁止して、以後M&A会計はパーチェス法に一本化されることになりました。ヨーロッパでも2004年にIASB(International Accounting Standards Board)がアメリカに追従するように持分プーリング法を禁止し、2007年から実行されるようです。

ただ、持分プーリングが禁止されるのと引き換えに、のれん代は基本的には償却を行わず、毎年減損テストをすることになっています。そもそも無形資産であれ有形資産であれ価値が減損しない資産というのは想像しにくいので償却しないというのは腑に落ちないです。大型買収を繰り返す会社なら「資産の殆どがのれん代」という気持ち悪い状況になりかねません。

"Goodwill represents the potential of an entity to earn "above normal" profits."(Paul M. Healy, Jacob Cohen, Accounting for Mergers & Acquisitions)と言われています。日本語で言えば「超過収益力」という言葉が表すように、のれん代が表す資産というのは将来の収益を産み出す源泉なので、将来の対応期間において償却されるのは筋が通っている気がします。

さらに、そもそも会計においてはブランドなどの本来の意味での無形資産の計上を認めていないわけなので、買収・合併によって一時的に認識されたのれん代という資産が一時的ではなくずっと残ってしまったら、何らかの買収・合併活動をした企業としていない企業の間に著しい不公正が生まれるのではないでしょうか。

ストックオプションの費用化の時も思ったのですが、最近の会計制度の変更はあまり「改善」ぽい雰囲気がしません。

参考:
あずさ監査法人 | 企業結合会計
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