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Googleというのはやはりテクノロジーの会社ではなくマーケティングの会社なのだと思います。YahooとかAmazonとか大抵のネット企業がそうであるように。

http://www.google.com/intl/en/options/
このページでGoogleのサービスをさっと眺めてみると、Googleが独自の発想で創出したサービスやテクノロジーは皆無だということが良くわかります。

例えば、、、
Gmail
うーん、あきらかにHotmailがパイオニアです。Gmailは1GBという破格の容量で差別化を打ち出しましたが、それさえも他社に追随されています。

Blogger
これも後発です。しかも使い勝手は決していいとは思えません。唯一いいのはマッピング機能がある点でしょうか。海外のBloggerは独自ドメイン志向が強いので必要なのでしょう。

Google Talk
打倒Skypeですね。はい。

Froogle
ECサイトを寄せ集めました。別に新しくはないですよね。

Google News
かなり物議を醸しました。これは確かに新しかったかもしれませんが、技術的に新しかったわけではなく、権利上の問題が怖くて他社がやってなかったという感じでしょうか。

Google Finance
うーむ、頑張ってYahooを追ってください。

Picasa
Googleが先なのかわかりませんが、こういう写真加工ツールが付いたホスティングサービスは無数にあります。
#2006年5月3日追記
ホスティング型ではなかったのですね。DLして使ってみたら結構便利でした。まあDisruptiveではありませんが。

Adsense
ネット広告には相当の歴史があります。ネットグラビティがパイオニアで、ダブルクリックやエンゲージなどが市場を拡大してきました。日本でも5年以上前からクリック保証型やアフィリエイトのネットワークが一般に浸透してました。確かにAdsenseは機能的に優れている面があるかと思いますが、決してDisruptiveなものではない気がします。

あと、Google DesktopとかGoogle Earthについては、いまいち何の役に立つのか良くわかりません。こんなものSustainableと言えるのでしょうか。。

Googleのコアテクノロジーはやはり検索技術ということになるかと思います。確かにGoogleが最初に登場した当時、検索速度と精度は脅威でした。ただ、当時からAlta Vistaなどの検索エンジンはありましたし、ロボット型検索エンジンが全く新しい技術だったわけではありません。しかも今やAsk.comやA9などすごい検索サイトはいっぱいありますので、GoogleがいつまでCompetitive AdvantageをCaptureできるかは大変疑問です。

これはネットの世界の特徴なのですが、Googleにできることはみんながすぐ真似できるし、みんながやっていることはGoogleにもできます。これは以前のエントリーにて主張した点です。こういう世界で勝つためにはマーケティングに長けている必要があり、マーケティングこそGoogleのCore Competenceだと思います。

検索エンジンでの圧倒的なシェアを背景に、Googleは「なんだかわからないけど技術力がすごい会社」という印象をユーザーに与えています。新しいサービスを次々に発表し、使ってみると結構使いにくかったりしても「あの技術力がすごくて最先端でCoolなGoogleのサービスなのだから、使いにくいのではなくて最先端過ぎて俺達がついていけてないんだ」とか思わせてしまいます。Googleがやるとなんか新しく見えるので「こんなサービス、既にあるじゃん」というツッコミをかき消して「すげぇ、Coolだぜ」という印象が広まってしまいます。

マーケティングの上手さというのは、機能面の脆弱さをカバーします。例えば、私はAmazonのアフィリエイトを使っていますが、楽天Booksのアフィリエイトのほうが有利(Cookieの有効期間が楽天のほうがかなり長い)なのを知っていて、あえてAmazonを使っています。なぜなら、、Amazonのほうがカッコいいから、です。そういうFun&Emotionな部分というのはネットビジネスに限らず非常に重要で、むしろ機能性よりも売上に影響するのかもしれません。Googleは、マーケティング戦略からパブリシティに至るまで自社の売込み方が非常に上手いのです。

とまあ、Googleをこき下ろしたような書き方をしてしまいましたが、技術力が十人並みにも関わらず、マーケティングによってさも技術力があるように見せかけて、新しいサービスを成功させていくGoogleは偉大な会社だと思います。前四半期はやや減益となり苦戦をしているようにも見えますが、それでも莫大な利益を叩き出しており、本当にすばらしい会社です。
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