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以前のエントリーと一見矛盾するように聞こえるかもしれませんが、日本サッカー協会会長の川淵三郎氏こそは日本最強のEntrepreneurではないかと思います。というか近年の日本において本当の意味でEntrepreneurと呼べるのは川淵キャプテンしかいないのではないかという気がしています。

毎度毎度、業界では第○次ベンチャーブームだとか言って騒いでいますが、近年の日本のベンチャーブームの致命的な欠点は国際的な視点がないことです。CambridgeでEntrepreneurshipを教えるJack Lang氏によれば、ベンチャービジネスに不可欠な視点は、"Global, Sustainable, Underserved unmet needs"だそうです。最近の日本の起業家は残念ながら押し並べてGlobalな視点がありません。本田宗一郎や松下幸之助までさかのぼれば別ですが。。

川淵キャプテンは、Jリーグの立ち上げを企画した当初からGlobalな視点を持っていました。MBA的な言葉で言えば"Big picture"に基づいて行動しているといえます。読○のオーナーをはじめとする近視眼的な旧体制の人々と戦っても一歩も引かなかった意思の強さは、その志の大きさから来ているのかもしれません。

サッカーはつい15年前までは日本ではマイナースポーツに過ぎなかったのですが、わずか15年でワールドカップやユースの国際大会で立派な成績を収めるまでに急成長し、国際大会での注目度や子供達からの人気度を考えると既に「日本で一番人気のあるスポーツ」という地位を獲得したと言えます。

もちろん日本サッカーの成功は、キャプテン翼などのアニメ、カズや中田などのスター選手、ジーコやブッフバルトのような外国人の貢献など様々な要因で成り立っているので、全てが川淵キャプテンの功績とは言えませんが、やはり川淵キャプテンが最大の功労者であることは間違いないですし、日本サッカーは彼のVisionに引っ張られて成長したと言えると思います。

私は、内需産業(インターネットや飲食産業)でたかだか数百億円規模の会社を作った経営者が若者に尊敬されるのは、非常に良くない風潮だと思っています。(これは自戒の念を込めて言っています。)もちろん内需産業であっても成功するのは立派なことですが、その成功をRole modelとしてしまったら、これからどんどん国際的な影響力を失っていく日本の経済に未来はないと思います。Globalな視点というのは絶対に不可欠です。

川淵キャプテンこそ若いEntrepreneurに尊敬され目標とされるべきではないでしょうか。

【参考】
川淵三郎 - Wikipedia
軌跡(前編)――日本サッカー 川淵三郎の決断
川淵三郎氏インタビュー(イノベーティブ・ワン)
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企業は株主のものではない」というのは、ある一定の真実を含んでいるテーゼへのカウンターバランス的なリアクションなのですが、「会社は経営陣のものではない」というのは明らかな真実で議論の余地はないと思います。これは"最新の"Corporate Governanceの理論を持ち出すまでもありません。

阪神電鉄、村上氏提案に今ごろ驚く

村上ファンドが選んだ取締役候補9人のうち8人は同ファンド関係者。縄田専務は「現場を全く知らない人選」と言い切る。JR福知山線脱線事故から1年。阪神電鉄は安全を最優先課題に掲げてきた。「運転士の息遣いさえ分からない人が選ばれている」

当たり前の事なのですが、取締役は現場とは別物でなければいけません。当たり前の事なのですが、取締役が現場の視点で現場のために働く人であっては困ります。株主、債権者、顧客、地域社会など企業には多くのStakeholderがいるので、それらを代表する人であるべきです。会社の機構上取締役は株主総会が選任するわけですが、それ自体は非常に理にかなっていると思います。つまり株主は様々なStakeholderの中でも長期的な視点で物事を見られるし、プレミアムを払ってしっかりStakeがある理想的な立場にいるわけです。

これが日本のCorporate Governanceの現実であると思うととても悲しくなります。
個人の無線LANを開放、世界中を“サービスエリア”に──「FON」が日本進出

FONは、個人宅などの無線LANアクセスポイントを開放・共有し、世界中に無線LANインフラを張り巡らそうというプロジェクト。PCと対応ルータに専用ソフトをインストールし、ユーザー登録すれば参加できる。

セキュリティがかなり心配ですが、これは面白いですね。実際に私の住んでいるWest Cambridgeでも他人のWirelessを使っている人もいますし。ただ、無線LANを相互乗り入れするメリットってなんなんでしょう?だって、そもそもプロバイダー経由でネットを使っている人は、わざわざ他人のWirelessを使う必要がないわけで、他人のを使う必要がなければ自分のを解放する必要もありませんね。

参加のタイプは3種類で、(1)自宅のAPを無料開放する代わりに他人のAPも無料で利用できる「Linus」、(2)自宅のAPを有料開放し、他人のAPも有料で利用する「Bills」、(3)APは開放せず、他ユーザーのAPを有料で利用する「Aliens」がある。LinusはLinux創始者のリーナス・トーバルズから、Billsは米Microsoftのビル・ゲイツ会長から取った。

「Linus」と「Bills」というネーミングは笑えますが、上記で触れたように現実問題として「Linus」の需要は少ない気がします。メリットがあまりありません。「Linus」の利用者がかなり増えれば外出先でもネットがただで使える可能性は高くなりますが、そもそもインセンティブの薄い企画に乗る人がどれくらいいるか判らないし、公衆無線LANスポットと違ってどこでネットに繋げられるか不確実です。

逆に「Bills」と「Aliens」はありかもしれません。でもセキュリティはやはり心配ですが。
OpenOfficeをダウンロードして使ってみました。
http://ja.openoffice.org/

これはすごい。。。ほぼ完全な互換性を持ってます。
openoffice.gif

もうMS Officeはいらなくなりそうです。

それどころか、ブラウザーはOperaやFireFoxの方が断然優れているし、ウェブベースのアプリケーションもAjaxなどのお陰でどんどん使いやすくなっているので、そろそろWindows自体が不要になる日も近いと思います。ようやくDesk Top Linuxの時代到来でしょうか。

いや、そもそもPCが本当に必要かどうかという検証もしなければいけないかもしれません。会社では必要ですが、家で20万円近い大金を叩いてPCを所有する必要ってあるのでしょうか?PS3が5万円で買えて、それにLinuxが付いてればもうPCはいらんのではないかと思います。

なんかいろいろ変わりそうな予感。
今日はVodafoneのCEO Arun Sarin氏の講演があったので行ってきました。欧米の経営者は本当にプレゼンとかスピーチがうまいので、勉強になると同時に退屈しなくていいです。スピーチのノウハウだけでなく、学生からの様々な質問に的確な答えを返して行くのを見て、私はある光景を思い出しました。

日本の某通信会社の欧州でのあるビジネスの立ち上げパーティの時のことです。還暦を越えていそうな副社長と称する方が、スピーチと称して紙に書いてある英文を聞き苦しい英語で棒読みしてました。一度も紙から顔を上げずにニコリともせずにただただカンペーを読み上げる姿を見て寒気を覚えました。当然、質問なんかに答えられるわけがありません。日本の大企業のトップってこんなもんですよね。。。

で、その後部長級の方(WhartonのMBAを持っていてハイパーネットにいらしたあの方、或いは当時はまだ課長級でしょうか)がスピーチをされたのですが、こちらは素晴らしかったです。プレゼンは大盛況で先の副社長の方とは格が違う感じでした。

欧米企業のトップは若くて優秀でエネルギッシュな方がやるのですが、日本企業ではそうじゃない場合が多いです。というか優秀なミドルエイジのマネージャーが押さえつけられている印象がします。これは企業の競争力にかなり影響する忌々しき事態かもしれません。
2006.04.19 | 留学 | 海外情報 | ビジネス
Full list: 100 most desirable employers

MBA学生による企業の人気ランキングです。

1 McKinsey & Company
2 Google
3 Goldman Sachs
4 Bain & Company
5 The Boston Consulting Group
6 Citigroup
7 Apple Computer
8 General Electric
9 Johnson & Johnson
10 Morgan Stanley


Googleが2位ってすごいですね。驚きです。

ちなみに日本企業は29位にソニー、31位にトヨタが入っていました。例のツートップですね。

このランキングは優良企業のランキングではなくて、「金払いが良さそうな企業ランキング」、或いは「こういう会社に入るとエリート感が満喫できるぞランキング」と言えます。

ちなみにアメリカのスクールでアンケートをとったみたいですね。ヨーロッパのスクールだとどうなるか興味深いところです。
このBlog及びバルセロナ時代のBlogを丹念に見ていただいた方には判ると思うのですが、私はTOYOTAを尊敬しています。TOYOTAのような立派で尊敬される会社で働けたらどんなに幸せだろうと思っています。

今日はロンドンでの打ち合わせの帰りにTOYOTAの本を読んでました。なんか前文を読んだだけで涙が出そうになりました。読み進めてみて更に感動しました。私はずっとネット企業で働いてきましたが、常々企業は表層ではなく本質を追うべきだと考えていました。長期的な視点、社会貢献、株主以外のステークホルダーへの配慮、、、これらはネット企業に欠けていてTOYOTAが持っているものではないでしょうか。

Toyota (Penguin Business)
Edwin Reingold
0140285911

まあ、と言いつつ、この本を全部読むはきついかも。だって英語だもん。せめて授業以外では英語から開放されたい、みたいな。
2006.03.31 | 留学 | 海外情報 | ビジネス
いろいろな授業でいろいろな講師の話を聞いていると、いわゆる優良企業の代表格として名前が挙がる日本企業はトヨタとソニーが多い気がします。恐らくMBA的な世界ではこの2つの企業は突出して評判がいいのでしょう。最近、調子のいいキヤノンやシャープなんかも長期的に成果を維持できればそのうち「評判がいい組」に加わってくるのかもしれません。評価が固まるまでには"時の洗礼"(『ノルウェイの森』の永沢さん風)が必要ですので、サムソンとかもまだそこまでのレベルには行ってません。

さて、その他の日本企業は残念ながら"The Japanese"という一括りな言われ方をしてしまうことが多いです。"The Japanese"とか"The Chinese"とかって相手に個性を認めない決め付け的な言い方です。実際には個別の日本企業にはちゃんとした個性があるのですが、欧米から見ると画一的に見えてしまうし、一括りに「日本企業というものは・・・」と論じた方が彼らには理解しやすいのかもしれません。
Googleというのはやはりテクノロジーの会社ではなくマーケティングの会社なのだと思います。YahooとかAmazonとか大抵のネット企業がそうであるように。

http://www.google.com/intl/en/options/
このページでGoogleのサービスをさっと眺めてみると、Googleが独自の発想で創出したサービスやテクノロジーは皆無だということが良くわかります。

例えば、、、
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Disruptive technology、世の中をひっくり返すような画期的な新技術というのはインターネットからは生まれないような気がします。インターネットビジネスの将来性がないと言っているわけではなく、インターネットの本質がDisruptive technologyと全然マッチしないためです。

インターネットの世界では「標準化」というのが最も尊ばれるカルチャーです。基本的にはWebに関する全ての技術仕様はW3Cの勧告やRFCという形で公開されます。通信プロトコルなんかもIEEEとかで標準化されます。インターネットがネットワークであるという性質上、技術的なユニークさは不要で、みんなが同じ技術仕様を使うことが大事なのです。

そういう意味では、インターネットをひっくり返すような新たな通信手段が出てくる可能性はあっても、インターネットの中でDisruptive technologyが生まれる可能性はなさそうです。業界的には、レストラン業界とか建設業界のほうが(本質的には)よっぽど革新が起こりやすい体質であると思います。新しいサービス形態やユニークな工法が既存のビジネスを凌駕し、業界内革新が起こることは良くある(またはあり得る)のではないでしょうか。

VCにとってはインターネット業界というのはもはや一攫千金を狙える業界ではなくなっていると思います。新しい企業は今後もたくさん出てくると思いますが、1億円が1兆円になるような投資リターンは期待できないのではないかと。

で、今最もアツイのはこれ。この分野。コレ最強。
成長著しいバイオ燃料市場、今後10年で3倍増との予測
バイオ燃料に限らず、代替エネルギーや省エネという分野を一つの産業として考えれば、これほどDisruptive technologyが待望されている業界はありません。10年で3倍というけち臭いレベルではなく、5年で1000倍とかいう成長も可能ではないかと。
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